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履歴書・職務経歴書の書き方

これで安心!志望動機の書き方&例文|作成のコツや注意点も解説!

企業は、求める人物像と応募者がマッチしているかを判断するため、「志望動機」を重要視しています。一方で、応募者側からすると、大切だとは分かっていても、なかなか良い案が思いつかない項目でもあります。

今回は、履歴書に記載する志望動機を「作成するポイント」「効果的な書き方」「内容が思いつかないときに使いたい考えるコツ」をまとめて解説します。志望動機を変えれば、書類選考に通る確率が上がるかもしれません。

履歴書の志望動機欄を書く前に!注意すべき5つのポイント

実際に書き始めるまえに、志望動機を作成するうえで重要となるポイントを確認しましょう。志望動機欄の内容は、書類選考を通過し、採用につながる重要な要素となります。効果的にまとめられるよう、まずは下記の5つのポイントに注意してください。

ポイント①口語表現と文語表現を使い分ける

履歴書を書くときは、正しい言葉の使い方を理解して、口語表現と文語表現を使い分けましょう。とくに気を付けたいのが、「御社」と「貴社」の使い方です。「御社」は人と話すときに使う口語なので、履歴書を書くときには文語である「貴社」が用いられます。

そのほか、下記のような表現もうっかり記載してしまわないよう注意してください。

<文章を正しく文語で書くときに注意すべき表現の例>

・ら抜き言葉
・い抜き言葉
・文頭の”なので”
×全然 ◯まったく
×色んな ◯色々な/様々な
×~していく ◯~する

ポイント②記入欄の最低8割は記入する

志望動機記入欄の大きさは、使用する履歴書によって異なります。しかし、どのような履歴書であっても、記入欄の8割は埋めなければ見栄え、印象ともに悪くなる可能性があります。

文字数は200~300文字になるように構成しましょう。読みやすく、かつ記入欄がしっかり埋まる文字の大きさを意識してください。志望動機を別紙で出す場合は、800文字程度が目安となります。

ポイント③テンプレートのような表現はNG

志望動機の記入例は、ネット上で数多く見つかります。作成の参考にはなりますが、似たような志望動機やエピソードを使えば、テンプレートをそのまま使ったような内容になってしまいます。

選考に残るためには、ありきたりな内容ではなく、自分とほかの候補者がどう違うのかを伝えることが重要です。「差別化」を意識して、自分だけの志望動機や魅力がアピールできる内容を意識しましょう。

ポイント④箇条書きは要点を絞って

箇条書きは、短い文章や単語で多くの情報を提示できる便利な表現です。しかし、箇条書きが多用されると単なるメモ書きになってしまいます。

そのため、志望動機をまとめるときは、文章で書くこと基本としてください。箇条書きを使用するのは、3つ以上項目がある場合に限りましょう。また、何を伝えたいのか分かりにくくなるため、項目数も多くならないよう3~5つ程度に留めることが大切です。

ポイント⑤職務経歴書や志望理由書と重複しないように配慮する

履歴書のほかに、職務経歴書や志望理由書を提出する場合は、内容の重複にも注意が必要です。

履歴書には記載事項が多数あるため、志望動機記入欄は小さく作られています。一方で、職務経歴書や志望理由書では、記載できるスペースが大きいため、まったく同じ文章ではスペースが余ってしまいます。志望動機や自分の強みをより詳細に伝えるチャンスを逃してしまうことになるため、内容をそのまま書き写すのは控えましょう。

履歴書では、要点のみを簡潔にまとめることを意識してください。一方で、職務経歴書や志望理由書に志望動機を記載する際は、これまでの経歴やスキル、それらを今後どう活かせるのかなど具体性を持たせ、詳しく記載しましょう。

志望動機の書き方

<志望動機の基本構成>

①書き出し 結論を提示する
②中間 (前半) 志望する理由を具体的に説明する
(後半) 入社後のイメージを共有する
③結び 自分の強みを交えて志望動機を再度提示する

それでは、実際にどのように作成していくのかを紹介します。志望動機を構成するときに重要なのは、採用担当者が志望動機を読んだ際に”なるほど”と納得できる「具体性」と「必然性」です。書き出しから結びまで、この2つを意識して作成しましょう。

書き出し:結論を提示する

分かりやすい文章の基本は、最初に「結論」を提示すること。志望動機の書き出しでも同様に、最初に結論、つまり「志望動機」を示すことが重要となります。

最初に志望動機を記載しておけば、たとえ企業の採用担当者が最初の1文しか目を通してくれなくても、自分の志望動機を確実に伝えることができます。また、最初に志望動機を知れば、「志望するに至った理由」も知りたくなるもの。結論ファーストの文章には、人の興味を引く効果があるのです。

まずは、志望動機を確実に伝えるために、簡潔に、かつキャッチーな文章を構成しましょう。

中間(前半):志望する根拠を具体性・必然性を持たせて説明する

続いて、志望するに至った根拠を「具体的」に提示します。このとき、興味を持った契機や、実際に志望するまでのプロセスが、具体的に分かるよう構成するのがポイントです。さらに、ほかの企業ではなく、その会社でなければならない「必然性」を盛り込むことで、説得力を高めることができます。

<NGな志望動機の根拠の書き方>

これまで、中古マンションの仲介を行っていましたが、お客様の要望に応えられずもどかしさを感じていました。注文住宅を扱う貴社であれば、お客様に最善の提案をできると感じました。

この文章には、応募した企業を選んだ、具体的かつ必然的な理由は見られません。さらに、「注文住宅であれば、最善の提案ができる」と確信した理由も把握することができません。そのため、テンプレートから引用した文章だと感じられたり、本当に自社を希望しているのか疑問視されたりするリスクがあります。

この場合、下記のように言い換えることで、志望動機に説得力を持たせることが可能です。

<OKな志望動機の根拠の説明>

これまで、中古マンションの仲介販売を行っていましたが、お客様の要望をすべて満たす物件を案内できず、もどかしさを感じていました。注文住宅の分野で最も高いお客様満足度を誇る貴社であれば、お客様の理想を実現する最善の提案をできると考えています。

中間(後半):入社後のイメージを共有する

記入欄に余裕があれば、自分がどのように会社に貢献できるのか、入社後のイメージを共有することで、自分を採用する企業側のメリットを示すことができます。

これまでの経験や培ったスキルと、企業理念や業務内容を結び付けることで、具体性・必然性が増します。自分を採用する企業側のメリットが分かる内容を意識しましょう。

結び:自分の強みを交えて志望動機を再度提示する

最後は、志望動機を再度提示することで、まとまった文章となります。このとき、自分の強みにも軽く触れれば、採用担当者へパターのアピールにもなります。

記載できるスペースや文字数の問題から、入社後のイメージが共有できていない場合は、ここで提示するのも有効です。

志望動機が思いつかない…考えるときのコツ6選

書き方や注意点を把握しても、なかなか自分らしい志望動機が思いつかない、という人も多いでしょう。そこで、ここからは志望動機が思いつかないときのコツをご紹介します。どうしても書けないというときの参考としてください。

企業をリサーチして企業の求める人物像を理解する

まずは、応募する企業を徹底的にリサーチして、企業の理解を深めましょう。企業を詳しく知ることで、企業の業績や将来性、魅力、求められている人物像が鮮明になります。

とくに、企業の求める人物がはっきりすれば、志望動機やアピールポイントをその人物像に寄せることができます。企業の求める人物像に近ければ、採用担当者の目に留まりやすくなるため、企業がどのような人を求めているのか、しっかり理解しましょう。

<企業分析を行うときに注目すべきポイント>

・業界紙や企業情報の書籍、IR情報を調査し、「企業の強み」を知る
・業界のニュースやプレリリース情報を調査し、「企業の動向」を知る
・企業理念、経営陣のSNSや出演メディアをチェックし、「経営層の考え」を知る
・会社説明やSNSで社員をチェックして、「社風」「社員の生の声」を知る

企業の魅力と自分のキャリアプランを結びつける

企業をしっかり理解できれば、その企業ならではの魅力を、自分のキャリアプランと結びつけてみましょう。企業と自分に接点があれば、志望動機を無理に作るよりも具体性・必然性を持たせやすくなります。

そのためには、自分のことについても深く知る必要もあります。キャリアの棚卸しや、自己分析・他己分析を行い、キャリアプランの形成につなげましょう。キャリアプランを考えるときは、「Will」将来やりたいこと、「Can」今できること、「Must」やるべきことの3点を考えるフレームワークが有効です。とくに、「Will」を重点的に考えることで、入社後にどうしたいのかを、自分のなかで明確にすることができます。

キャリアプランがはっきりしたら、「企業の魅力」と結びつけましょう。魅力に感じる項目が複数ある場合は、より自分やキャリアプランと関係が深いものを選んでください。

自分がどう企業に貢献できるのかを明確する

キャリアプラン形成のためのフレームワークは、「自分がどう企業に貢献できるのか」を明確するのにも役立ちます。ここでは、とくに「Can」を重点的に考えることで、入社後何ができるのかを明確にすることができます。「今何ができるか」から発展させて、「今持つスキルやこれまでの経験をどう活かすことができるか」まで考えてください。

他社でも使える志望動機にならないように注意する

他社でも使える志望動機を避ければ、テンプレートのような志望動機にはなりません。企業のリサーチを行い、キャリアプランと企業の魅力を結び付ければ、自分だけの志望動機は作れるのです。

それでもありきたりな志望動機になるのであれば、企業の魅力を選ぶ際に「その企業ならではの魅力」が見つかっていないことを意味します。もう一度企業分析を行い、その企業にしかない魅力を探しましょう。

労働条件にフォーカスした志望動機は控える

志望動機を決めるときは、「自分の利益にフォーカスされていないか」という点に注意が必要です。とくに、労働条件を志望動機にするのはNG。労働条件は志望理由になり得ますが、志望動機として企業側に伝えてしまうと「仕事内容には興味がない」と捉えられるリスクがあります。

また、「労働条件で働く企業を選ぶ人」というイメージを持たれてしまう可能性も。採用しても、「そのうち、より高待遇の企業に転職するかもしれない」と懸念されてしまえば、採用は遠のくでしょう。たとえ、労働条件が最大の志望動機であったとしても、記入欄にわざわざ書くのは控えください。

面接時に、前職の退職理由を質問されることはよくあります。労働環境や待遇について企業側に話すときは、自分からではなく「聞かれたら軽く伝える」という程度に留めましょう。

転職の場合は退職理由と志望動機に一貫性を持たす

採用担当者は、応募者が提示した情報を丸飲みするわけではありません。提示された情報が事実なのか、本当に自社を希望しているのかなど、疑ったり、探りを入れてきたりするものです。そのため、転職の場合は、前職を退職した理由と、志望動機に一貫性を持たせて、採用担当者に不信感を抱かせないよう注意しましょう。

退職理由を提示するときは、ポジティブな印象を与える表現を使うことが重要です。「前職ではチャンスがなく、◯◯ができなかった」と伝えてしまえば、「自主性がない」「行動力がない」などマイナスなイメージを与えかねません。志望動機を考える際は、同時に退職理由をどう伝えるかを考えておくと良いでしょう。

【パターン別】志望動機の例文と作成のポイント

最後は、転職のパターン別に、志望動機の例文を紹介します。作成のポイントについても解説します。志望動機の作成に困った際は、参考にしてください。

同業種・同職種への転職なら「即戦力性」をアピール

同業種・同職種に転職する場合は、「即戦力性」をアピールすることができます。企業の多くは、即戦力性を求めて中途採用を行うため、大きなアピールポイントとなります。作成する際は、これまでの経験を志望動機と絡めて作成するのがおすすめです。

<不動産営業職から不動産営業職に転職するときの例文>

私は5年続けた不動産売買の仲介営業の経験を活かせると考え、貴社の営業職を志望します。

前職では、宅建主任資格を取得し、若年層向けのインテリアにこだわった物件を販売しておりました。売上は最大で年間◯億円になりましたが、住みやすさと安全性を重視するお客様が多く、もっと生活する人に寄り添う物件が販売したいと思っておりました。

そのため、業界最多のファミリー向けや高齢者向け住宅を扱う貴社に魅力を感じております。貴社では、これまで培ってきたコミュニケーションスキルや不動産知識を活かし、お客様に寄り添った提案をしたいと考えております。

異業種・同職種への転職なら「志望に至った根拠」をアピール

異業種・同職種に転職するなら「志望に至った根拠」を明確にすることが大切です。前職について言及しつつ、異業種であっても活かせる経験を持っていることが分かるよう展開するのがおすすめ。また、「その会社でなければならない”必然性”」を持たせることで、異業種に転職することに対する採用担当者の疑問を解決できます。

<メーカーの人事職からIT企業の人事職に転職するときの例文>

私はこれまでメーカーの人事部で、中途人材の採用を行ってきました。しかし、業績拡大を考えた人材採用を行いたいという想いから、貴社を志望します。

現職では、「退職した人の代わりとなる人材を補充すれば良い」という方針から、人事職としての存在意義が大きくありません。そのような中、貴社が昨年の◯◯で「人材力のある企業」の代表として取り上げられた記事を拝見し、来年度から新卒・中途を問わず採用にさらに注力すると伺い志望を決めました。採用担当者として、人材採用を大切にしている貴社に魅力を感じております。

これまでの経験を活かし、採用担当者として優秀な人材の採用に尽力いたします。

未経験の業界・職種への転職なら「入社後活かせるスキル」をアピール

業界も職種も未経験の場合は、活かせる経験ではなく、「入社後活かせるスキル」をアピールすると良いでしょう。未経験者を歓迎している企業も多いため、実務的な経験不足があるのは問題ありません。これまで培ってきたスキルを具体的に紹介するのがポイントです。

<医療事務職から広告の営業職に転職するときの例文>

私は営業職の経験はありませんが、人の心を動かす広告を提案する貴社の営業として働きたいと思っております。

前職では、病院内の総務を担当しており、患者様と接するなかで人と接する仕事、とくに営業職に興味を持つようになりました。なかでも、貴社の◯◯の広告を拝見し、心が動く広告作りに魅力を感じております。

貴社では、未経験でも営業として活躍している方が多いと伺いました。私も未経験ではありますが、さまざまな病状や環境にある方と話して身に着けたコミュニケーション力や傾聴力は、貴社の営業職でも活かせると考えております。

まとめ

今回は、書き方のポイントから、思いつくためのコツまで、志望動機の作成について詳しく解説してきました。志望動機は、企業が選考を通すかを判断するうえで、大きな役割を担っています。採用担当者にできるだけ好印象持ってもらえるよう、今回の内容を参考に志望動機を作成しましょう。