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出戻りとは?再雇用で社員になるメリット・デメリットと注意点を解説

出戻りとは?再雇用で社員になるメリット・デメリットと注意点を解説

「元の会社でもう一度働きたい」と、出戻り転職を検討している人もいるでしょう。

企業の採用活動においても、元社員を迎え入れる、出戻り採用を行っているところが増えてきました。

近年、増加傾向にある出戻りは、企業にも労働者にもメリットがある一方で、出戻り社員になるには一定の条件をクリアする必要があり、再雇用されるデメリットも存在します。

本記事では、出戻り社員として働くメリット・デメリットと、出戻りするためのポイント・注意点をまとめてみていきましょう。

出戻りとは?

出戻りとは

ビジネスにおいて出戻りとは、一度退職をして別の会社や個人で働いたのちに、元の会社に再び雇用されて働くことを指します。

出戻りで再雇用された社員は、「出戻り社員」と呼ばれ、通常の中途採用で入社した社員よりも即戦力になるとして注目を集めています。

近年は、労働人口の減少もあって、再雇用制度を整備している企業が増加。

とくに、結婚や出産、子育てで退職した優秀な人材を再獲得しようとする動きが活発になっており、女性の出戻りが増えています。

参考:企業の出戻り(再雇用)実態調査2018。『人事のミカタ』アンケート― | エン・ジャパン(en Japan) 

 

出戻り社員として働くメリット

出戻り社員として働くメリット

出戻り社員として働くメリットは、主に下記の3点が挙げられます。

・選考過程が短縮されやすい

・職場や仕事に馴染みやすい

・他の職場で身につけたスキルや経験を活かせる

出戻り社員としての再就職には通常の転職にはない魅力があるので、可能であれば一度検討しておきたいところです。

選考過程が短縮されやすい

社内に自分を知っている社員が多く残っている場合の出戻り転職では、選考過程が短縮される傾向があります。

一般的な転職では、書類選考と複数回の面接が行われますが、出戻り転職者についてはすでに人柄や仕事に対する姿勢、持っている能力や経験を企業側がある程度把握しています。

そのため、通常の中途採用よりも選考のステップが少なく、短期間で選考が進められることが多いようです。

基本的に転職活動は3~6ヶ月程度かかることから、出戻りをすることで転職活動の負担を軽減できます。

職場・仕事に馴染みやすい

出戻り転職であれば、入社後に大きなギャップを感じることなく、スムーズに働き始められます。

実際に働いてみないと、職場の雰囲気や社内の人間関係、独自の文化・慣習、仕事に対する姿勢といった実際の企業風土はわからないものです。

通常の転職活動では、入社してから職場環境や仕事内容が思っていたものと違ったというケースは珍しくありません。

場合によっては、ネガティブなギャップに、再転職を考えざるを得ないこともあります。

出戻り転職となれば、転職活動や入社後の業務における心理的なストレスも軽減できます。

他の職場で身につけたスキルや経験を活かせる

元の会社を離職したあとに身につけたスキルや経験を活かし、即戦力として重宝されることもあります。

一度社外に出ることで客観的な視点を持ちやすくなるため、社内の人間が気づきにくい強みや弱みを見つけ、企業の業績や生産性アップを促す提案にもつながります。

また、長く同じ職場にいると、知識や経験が偏りがちです。

一度会社を離れて他の職場で得た、新たな知識やスキル、経験を仕事に活かすことができれば、出戻りしたあとの評価も期待できます。

出戻り転職がキャリアアップになることもあるでしょう。

出戻り社員として働くデメリット

出戻り社員として働くデメリット

魅力的なメリットがある一方で、出戻り社員として働くデメリットもあります。

・雇用条件やポジションが変わることがある

・退職理由が再現する可能性がある

・選考を辞退しにくい、再度退職しにくい

元の会社に戻るかは、デメリットも考慮したうえで、広い選択肢を持って判断しましょう。

雇用条件やポジションが変わることがある

出戻り転職では、離職前の雇用条件やポジションに戻れるとは限りません。

もちろん、他の職場で身につけたスキルや経験を評価されてより好条件で採用される可能性もありますが、給料が下がったり、以前の部下が上司になったりすることも考えられます。

出戻り転職では、待遇が変わる可能性を考慮し、入社を決めるまえに条件面の確認・相談を行っておくことがポイントです。

条件次第では、出戻り転職をせず、他社での採用を目指す方向にシフトする必要があるかもしれません。

退職理由が再現する可能性がある

仕事内容や人間関係、会社の体制や長時間の残業など何か問題があって退職していた場合、出戻り転職で元の会社に戻っても、同様の理由で会社を辞めたいと考える可能性が十分にあります。

出戻りを考えるときは、「なぜ会社を辞めたのか」をよく振り返り、再雇用されるかを決めましょう。

退職理由の原因が解消されていなければ、再度退職しなければならない事態になりかねません。

とくに、人間関係のトラブルや長時間労働といった心身の健康を損なう理由で退職した場合は、問題が改善されているのか現状を見定め、慎重に判断する必要があります。

選考を辞退しにくい・再度退職しにくい

出戻りを希望する場合、以前の同僚や上司など人脈を活かして会社側にアプローチすることが多くなります。

そのため、選考途中で辞退したい・再度会社を辞めたいと思ったときに、紹介者がいる手前、言い出しにくくなることがあります。

また、即戦力を期待されて再雇用されることが多いため、結果を出さなければいけないというプレッシャーもあります。

元の会社に出戻りをする状況にもよりますが、選考辞退や退職がしにくくなることを踏まえて、本当に出戻りをするのか決めなければなりません。

出戻り社員になるためには?

出戻り社員になるためには?

出戻り転職するためには、元の会社の体制や雰囲気、退職時の状況などさまざまな条件をクリアする必要があります。

ここからは、出戻り社員として働きたい人向けに、転職に向けた準備や選考時のポイントをまとめて紹介します。

在籍・退職時に問題がなかったことが前提

出戻り社員として受け入れてもらうためには、在籍していたとき・退職したときにトラブルや大きな問題がなかったことが大前提となります。

人間関係のトラブルで同僚や上司と揉めていたり、退職のタイミングや辞め方に問題があったりすると、どうしても再雇用のハードルは上がってしまいます。

もちろん、在籍時に遅刻欠勤が多かった・成績が悪かったという人は、選考さえ断られることも考えられます。

人事や元上司に相談してから応募する

出戻りを希望するときは、いきなり求人に申し込むのではなく、まずは会社側に相談してから応募するのがマナーです。

状況によっては、退職者からの突然の連絡がよく思われない可能性もあります。

また、人事担当者が自分が以前在籍したことを知らない社員の場合は、上手く選考まで進めないかもしれません。

さらに、在籍中に良好な関係を築けていた上司や退職してからも連絡を取り合っている同僚がいる場合、採用のプロセスを聞けたり、会社側に口添えをしてくれたりすることもあるでしょう。

まずは、出戻りの意思がある旨を応募前に連絡し、前向きに選考を検討してもらえるのか確認が必要です。

転職エージェントを利用するのも可

直接出戻りを希望しにくいという場合は、転職エージェントを通じて、出戻りの意思を伝える方法もあります。

転職エージェントのスタッフは、転職活動はもちろん、出戻り転職を成功させるためのノウハウにも精通しています。

在籍中の実績や退職時の状況、別会社での成果などを考慮した第三者からの意見も参考になります。

また、出戻りをするのかしないのか、今後どのようなキャリアを形成したいのかといった相談も可能です。

より広い視野を持って出戻りを含めた転職活動について考えられるでしょう。

在籍時に成果を出していると成功しやすい

企業は、出戻り社員には即戦力を期待しています。

そのため、在籍時に成果を出していると企業が出戻り社員を受け入れるメリットが大きくなるので、好条件で再雇用してもらいやすくなります。

別の会社での実績や新しく得たスキル・資格があると尚更です。

そのほか、在籍時に周囲からの評価が良かった・信頼されていたという人も、受け入れてもらえる可能性が高まるでしょう。

志望動機・退職理由はポジティブに伝える

出戻りでも、多くのケースで履歴書・職務経歴書の提出や面接などの選考が実施されます。提出する書類や面接においては、志望動機や現職の退職理由はポジティブに伝えましょう。

とくに、出戻りの理由が「今の職場で上手くいっていないから」と受け取れるものであれば、たとえ実績が豊富でも、どのような問題があるのか会社側は身構えてしまいます。

通常の転職活動と同様に、なぜ入社したいのか・どのようなスキルを活かしたいのかを伝えましょう。

他の会社ではなく、出戻りでなければならない理由があるとベストです。

志望動機の書き方について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

これで安心!志望動機の書き方&例文|作成のコツや注意点も解説!

出戻り社員として働くときに気を付けたいこと

出戻り社員として働くときに気を付けたいこと

出戻りでの入社が決定しても、まだ出戻り転職が成功したとはいえません。

最後は、出戻り社員として働くときに気を付けたいポイントを紹介します。

敬語・謙虚な姿勢を心がける

出戻りを成功させるためには、入社後は年齢やポジションに関わらず全員に敬語を使い、謙虚な姿勢を持つことが重要です。

先述の通り、出戻りをすることによって、役職がなくなったり以前の同僚や部下が先輩になったりすることもあります。

退職前のポジションや実績にこだわり、出すぎた言動があれば、反感を買うこともあるでしょう。

そもそも出戻りに対しては、社内の誰もがポジティブに考えているとは限らず、一部の社員に不信感や不満を抱かれることも少なくありません。

 

業務フローや社内制度、企業の中心メンバーなどさまざまなことが大きく変わっている可能性もあるため、昔のことを引き合いに出したり、苦労話など昔語りをするのも控えましょう。

社内の雰囲気や人間関係をよく観察する

退職してからどの程度時間が経っているかにもよりますが、自分が退職したあとに、ルールや慣習が変わっていることがよくあります。

そのため、入社したら以前と同じようにふるまうのではなく、社内の雰囲気や人間関係をよく観察しましょう。

どの組織でも、人が変わり、時間が経てば何かしらの変化があるものです。

以前は仲が良かった社員同士が仲違いをしていたり、上層部や組織体制が変わっていたりすることもあります。

出戻りをよく思わない人やネガティブなイメージを持つ人を刺激しないためにも、まずは社内の状況の把握に努めましょう。

出戻り転職は慎重に判断する必要がある!

今回は、出戻りとは?という基本的な情報から、元いた会社に再雇用される出戻り社員として働くメリット・デメリットや、出戻り転職をするときのポイントまでを詳しく解説しました。

出戻り転職はメリットがある一方で、よく検討が必要なデメリットも存在し、場合によっては転職が失敗に終わってしまう可能性もあります。

出戻り転職を考えたら、まず「なぜその会社を辞めたのか」を考えたうえで、「どうして出戻りをしてまでその会社に入りたいのか」をよく考えましょう。

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