転職活動を始める前に「本当に転職すべきか」しっかり自己分析することをお勧めします。「良さそうな求人があれば応募し、内定を取ってから転職するか考えよう」と転職活動を安易に始める方がおられます。転職を決断していない状態で活動を始めても、職務経歴書の内容に意欲が見えず書類選考に通過できなかったり、せっかく書類通過した面接の場面で思うように実力を発揮できなかったり、後で大きなチャンスだったと気づく事もあります。転職活動を後悔しない為に「本当に転職すべきか」を3つのステップで自己分析してみましょう。
ステップ1 転職理由を箇条書きで羅列する
思うままに転職理由を書き出すことから始めます。
- 仕事が面白くない。
- 給与が上がらない。
- 5年後、10年後のキャリアが見えない。
- 上司との人間関係が良くない。
- 管理職になれない。
- 残業が多い。
- 転勤辞令が出た。
ステップ2 転職理由を具現化する
箇条書きに出した転職理由ひとつ一つに「それは何故なのか?」と深堀りします。
- 仕事を覚え、現職ではこれ以上新しいことにチャレンジする機会がなく、成長を感じられない。
- 自分は実績を出して会社に貢献したが、年功序列の制度で給与が上がらない。
- 会社にビジョンがなく、社員に覇気がなく尊敬できる上司がいない。
- 上司は親会社から出向してくるばかりで管理職のチャンスがない。
- 会社の業務改善策を提案しても聞き入れてもらえない。
- 自分の行きたい部署への異動が叶わない。
- 結婚を控えている婚約者に転居できない事情があり、転勤辞令を受けられない。
- 残業が多くて、介護との両立ができない。
ステップ3 大事なことは今の環境で「やり切ったかどうか」を自分に問う事
具現化した転職理由の改善策を社内で働きかけたか。が大切なポイントです。
- 新しい仕事にチャレンジしたいと上司や人事に粘り強く掛け合ったか
- 先輩や上司とよく話し、会社の考え方やビジョンを聞く機会を持ったか
- 業務改善案を受け入れてくれない理由を確認したか
- 残業が多いのは今だけではないか、人を採用して欲しいと頼んだのか
今の環境でやりきったかどうかを自分に問い、その結果改善できない場合は転職活動を始めた方が良いでしょう。ただし、上司との人間関係や残業が多い等のネガティブな理由が転職理由の場合、そのまま伝えるのは印象が良くありません。応募企業への説明の仕方に工夫が必要です。コンサルタントとよく相談して下さい。
転職を決断し、過去(経験) 今(転職活動において何を考えるか)未来(何をしたいか)をしっかりつなげたストーリーを作ることで、
が明確になるのです。
悩んだ時はアージスのサポートをご利用下さい。
アージスのサポート体制
- (過去)職務経歴の整理:自己分析だけでなく客観的な「強み」や「弱点」を発見できます。
- (今)転職理由の整理:転職理由が客観的に納得できる内容かをアドバイスし、転職すべきか、もう少し現職でがんばるべきかの判断材料を提供します。
- (未来)希望の整理:希望が現実的な内容なのか、経験と乖離しすぎていないか市場を鑑みてアドバイスします。